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FAQ よくあるご質問をまとめました。

“ナチュラルチーズと”“プロセスチーズ”の違いは何ですか?

ナチュラルチーズ:乳酸菌や酵母などの微生物が生きており、熟成が進むチーズ
ナチュラルチーズは、原材料となる乳を、乳酸菌や酵素の働きで固めて水切りしたもの。原料の乳の種類(牛、山羊、羊など)や生産される場所、製造方法、熟成方法などによってチーズの個性がつくられ、たくさんの種類が存在します。製造中だけでなく熟成中も乳酸菌や微生物、酵素の働きよって風味が変わります。「ナチュラルチーズは生きています」とよく言われるのは、そのためです。

プロセスチーズ:ナチュラルチーズを溶かして、固めたチーズ
プロセスチーズは、加熱によって熟成が止まるので、一般的には賞味期限が長く、品質や風味が安定しています。

★ロングライフタイプのナチュラルチーズは、食べごろまで熟成させてから、加熱殺菌します。
従って、食べごろ以上に熟成したり、味が変化することはありません。丁度良い熟成具合の味わいが長く楽しめます。
チーズのパッケージについているマークや、チーズの解説に出てくる“A.O.P.”とは どういう意味ですか?

A.O.P.はAppellation d’Origine Protégée(アペラシン・ドリジン・プロテジェ)の略称で、EUが定める品質認証システムの1つで「原産地名称保護」という制度のフランス語表記です。
この制度は、EU加盟国の伝統的な製造方法でつくられた良質な食品の品質レベルを守り、一般消費者に広く知ってもらうことを目的として創設されました。
A.O.P.チーズは一番厳しい認証条件で製造されるいわばEUお墨付きの伝統チーズといえます。
1300種類にも及ぶフランスチーズの中でA.O.P.を取得しているのは現在46種類のみであり、その制度の厳しさが伺えます。

<“AOC”について>
“AOC”( Appellation d’Origine Contrôlée/アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)はフランス国内の原産地名称保護の認証です。A.O.P. の認証を受ける前に、“AOC”認証を取得しなければなりません。

フランスのチーズの中で一番最初に原産地を保護するチーズに認定されたのはロックフォールというブルーチーズです。例えばロックフォールはその仕様書で指定生産地域だけでなく、熟成指定場所など伝統製法に基づき非常に細かく規定されています。

⇒パピヨン ロックフォールの伝統製法についてもっと知る>>> https://www.savencia-fromagedairyjapon.com/brands/papillon/
チーズの原料は、牛以外にどんな動物の乳が使われていますか?

チーズの原料として使われている主な乳は、牛、山羊、羊、水牛などです。フィンランドではかつてトナカイの乳からチーズをつくっていました。
アラブ地域はラクダの乳、ブータンではヤクの乳など、各地域ならではの乳を使ったチーズもあります。
チーズの白カビや青カビは食べても大丈夫ですか?

「カビ」には、食べられるものと食べられないものがあります。
カマンベールの白カビやブルーチーズの青カビはチーズを美味しく熟成してくれる酵素を出す微生物の一種で、食べても問題ありません。白カビやブルーチーズを美味しくするのに一役かっています。

★白カビチーズでは、熟成中白カビが出す酵素によって、軟らかい組織へ変化するのと同時に風味が増します。

★青カビチーズでは、熟成中青カビが出す酵素によって、青カビ特有のピリッとしたシャープな風味と香り豊かな味わいを生み出します。
チーズの表皮は食べられますか?

白カビチーズや、ウォッシュタイプなど、ソフトタイプのチーズの表皮は風味をより感じる部分で食べることができます。
保存や熟成状態によって、表皮が乾燥して硬くなったり、色が変わったりした場合は、取り除いてお召し上がりください。
セミハードやハードタイプの外皮はチーズの組織を守るための鎧のように硬いことが多いので、切り落として中だけお召し上がりください。ワックスコーティングのものはワックスを外してからお召し上がりください。
残ったチーズの保存方法を教えて下さい。

チーズのパッケージや包装紙は、そのチーズに適した資材が使われていますので、基本的には、購入時に包装されていたときと同じ状態に包み直していただくのが理想的です。
チーズの切り口は、状態が変化しやすいのでホイルなどで覆うと良いでしょう。

★フレッシュタイプ
新鮮なうちに食べきるのが理想的です。

★白かび、ウォッシュタイプ
保存中は、表皮の乾燥に注意しましょう。切り口の大きさに合わせて折り畳んだアルミ箔を切り口に張り付けるようにして、流れ止めにします。パッケージの内包装紙に包み直し、木箱など外箱に戻して保管します。外箱が無い場合は、オーブンシートで包み、ジッパー付きのビニール袋に入れて冷蔵庫へ。

★青かびタイプ
青カビチーズは光が大敵です!アルミ箔やオーブンシートで包んだ後にラップで包んでください。 水分が出るものも多いので、こまめに包み直しが必要です。

★シェーブルタイプ
保存時に蒸れると獣臭が出やすいので注意が必要です。ラップで覆うのは厳禁です。 オーブンシートのようなチーズがはりつきにくい紙で包みましょう。

★セミハード・ハードタイプ
保存中は乾燥に注意しましょう。特にカットした断面は劣化しやすいので、断面をアルミ箔やオーブンシートで覆ってから全体をラップで包むと良いでしょう。断面をラップで覆うとラップ臭がチーズにつきやすいのでお勧めできません。
チーズとワインの相性について教えてください

基本的には、美味しいと思った組合せで自由に楽しんでいただくのが一番ですが、指標となることはいくつかあります。

★熟成の度合いによる相性
・熟成度が低い(若い)チーズ ⇒ フルーティーで爽やかなワイン
・熟成が進んだチーズ ⇒ 熟成したコクのあるワイン 複雑味のあるワイン

★味わいのタイプによる相性
・脂肪分の高い白カビチーズ ⇒ スパークリングワイン
・塩気の強いブルーチーズ ⇒ 甘口のワイン
・シェーブルなど酸味のあるチーズ ⇒ 酸味が爽やかな白ワイン

★産地による相性
ワインとチーズの産地が同じ、あるいは近いもの同士は相性が良いとされています。
                      
チーズは冷凍保存できますか?

シュレッドチーズ以外はおすすめできません。冷凍と解凍により品質が劣化する可能性があります。
                      
賞味期限が迫ったものを食べても大丈夫ですか?

ナチュラルチーズは乳酸菌や酵母など様々な微生物が生きている発酵食品で、日々熟成し、風味も変わります。チーズに記載された賞味期限はあくまでも目安です。熟成具合は、温度や環境によって大きく変わります。
賞味期限が近くてもおいしく食べられることが多いため、まずは味見をしてみることをおすすめします。おいしく感じれば大丈夫ですが、過熟気味なるとピリピリとした刺激を感じたり、風味も強すぎると感じるときは、ソフトチーズなら外皮の部分を外して中だけ召し上がるとよいでしょう。
ブルーチーズならはちみつや甘いお酒を混ぜたり、セミハード、ハードチーズなら皮を切り落として、すりおろして加熱してお料理に使うのも良いでしょう。

★開封したチーズは、賞味期限に関わらず、早めにお召し上がりください。
                      
チーズの外側の色が変化した場合は食べずに処分した方が良いでしょうか?

切り口が変色してたり、チーズに元々あった白カビや青カビ以外のカビが生えた場合は、その部分を切り落として、中身だけを食べることをおすすめします。
                      
賞味期限の長いロングライフタイプのチーズには保存料が使われていますか?

「GERARD」や「ILE DE FRANCE」のロングライフタイプには、保存料などの添加物は一切使われていません。ナチュラルチーズを長く楽しめるようにするための特許技術でつくられています。
★ロングライフタイプのチーズは、食べごろに熟成したところで密封容器に入れて加熱殺菌しています。
そのため、熟成が進むことはなく、パッケージを開封したときが、いつも食べごろの美味しさとなっています。
                      
チーズはカロリーが高く、太りそうなイメージがありますが、実際にはどうなのでしょうか?

チーズには高カロリーイメージを持つ人が多いようですが、ナチュラルチーズの脂肪球は細かいため、消化吸収が早く、短時間でエネルギーに変わる特性があります。また、脂肪を燃焼し、基礎代謝を高めてくれるビタミンB2も豊富に含まれています。さらに不足しがちなカルシウムの含有率は特にセミハードやハード系のチーズに多く、他の食材と比べてもトップクラスです。また、チーズには糖質が少なく効率的に栄養補給できるものとして、ダイエットしている人にもお奨めしたい食品です。
                      
チーズは1日にどのくらい食べても大丈夫ですか?

チーズに限らず、どんな食品も食べ過ぎは禁物です。
3食をきちんと摂取した場合のおやつや間食、嗜好品の1日の適正摂取カロリーは一般的に200kcalと言われています。

チーズの1日の適正量(200kcal分)の目安
★プロセスチーズ・・・60g
★クリームチーズ・・・60g
★カマンベールチーズ・・・65g
★青カビチーズ・・・・57g
★シェーブルチーズ・・・68g
★パルメザンチーズ・・・42g
★エメンタールチーズ・・・47g
                      
チーズに含まれるカルシウム量はどのくらいですか?

チーズはカルシウムを効率的に摂取できる食品の代表格ですが、種類によって含まれるカルシウムの量は違います。

100g中のカルシウム量

★20歳以上の女性の1日のカルシウム摂取推奨量は550mg(厚生労働省)で、実際の平均摂取量は396㎎(2016年国民健康・栄養調査)、その差は154㎎となっています。これをチーズで補おうとした場合、カマンベール(125g)では、8等分に切った場合2切れ分に相当します。
                      
カマンベールとりんごが“ゴールデンコンビ”といわれるのはなぜですか?

カマンベールチーズとりんごはともにノルマンディ地方の特産品で、味の相性もぴったりです。そのうえ、栄養面でも相乗効果を生む組み合わせということで、昔から“医者いらずのゴールデンコンビ”と言われています。
チーズには良質のたんぱく質、脂質、ミネラル(カルシウム)、ビタミン(B2、A)が豊富に含まれていて「完全栄養食品」とも言われますが、実はビタミンCが含まれていません。そこでリンゴと一緒に食べることで、ビタミンCや食物繊維も補え、まさに完全栄養コンビとなります。
                      
妊娠中にナチュラルチーズを食べても大丈夫ですか?

一般に妊娠中は免疫力が低下しているので、特に無殺菌乳製のチーズやソフトタイプ、セミハードタイプなどの水分の多いチーズは念のため避けた方が良いでしょう。フランスでも妊娠中は無殺菌乳製のチーズを食することを避けるそうです。
妊娠中は殺菌乳製のチーズや水分の少ないハードチーズなどの方が菌による感染のリスクが低いといえます。
チーズを購入の後は菌の増殖を抑える為、冷蔵庫にて冷却保存を速やかに行うと良いでしょう。
チーズを加熱して食することで感染を予防できます。
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